その4、 CPRMとは?

CPRMとはContent Protection for Recordable Mediaの略で、IBM、Intel、Panasonic、Toshiba、の4社が特許権を保有するDRM規格です。 その管理・運営組織は4C Entity, LLC.と言います。 この4C Entity, LLC.において著作権保護技術にこのCPRM方式を採用するカードメーカー、デバイスメーカー、アプリケーション・ソフトメーカーに対してライセンスの提供を行っています。 CPRM方式のDRMは今や脆弱になってしまったDVDの暗号方式の補強用に、またテレビ放送の録画の際のDRMなどに利用されていますが、何と言ってもCPRMのその機能と性能が如何なく発揮されるのはNMカードの様なSDカードでの利用と云う事になります。 それは書き込み/再生デバイスには一台々々異なるDevice Keyを、またカード側には一枚々々異なるMedia Key Blockというコードを保持させて、それを元にタイトルを暗号化するためのキーを生成させるという二重鍵方式でコンテンツに暗号を掛ける他、各デバイスとカード間の相互認証やデータのやり取りにも特殊なコマンドに暗号を掛けて相互交換するなどの厳重な手段を取っているからです。 このような手段が可能な理由は、カードがただの磁気記憶媒体ではなくコントローラーを内蔵したメディアだからです。

 

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